腰痛・腰椎椎間板ヘルニアを予防していきましょう
「最近なんだか腰が重い」「長時間座っていると腰が痛くなる」――そんな腰の不調を放っておいていませんか？実はその腰痛、将来的に“椎間板ヘルニア”という病気につながる可能性があります。腰椎椎間板ヘルニアとは、背骨の間にあるクッションの役割をする椎間板が飛び出し、神経を圧迫することで、腰や足に痛みやしびれを引き起こす病気です。一度なると日常生活に大きな支障をきたすこともあり、ひどい場合は手術が必要になることも。
しかし、椎間板ヘルニアは「予防できる病気」でもあります。正しい姿勢や体の使い方、ちょっとした習慣の見直しによって、腰への負担を減らし、ヘルニアのリスクをぐっと下げることができるのです。このコラムでは、腰痛とヘルニアの関係をわかりやすく解説し、今日からすぐに始められる予防法をご紹介します。腰痛の段階で対策をとることが、将来の自分の身体を守る第一歩となります。
腰椎椎間板ヘルニアとは
みなさんは腰椎椎間板ヘルニアはご存じでしょうか？
腰椎椎間板ヘルニアとは、腰の骨の間にあるクッション（椎間板）が飛び出し、神経を圧迫する病気です。主に腰や足に痛みやしびれが出るのが特徴で、重い物を持ったり、長時間座っていたりすると悪化することがあります。主な原因は加齢や姿勢の悪さ、重い物を持ち上げる動作などで、20〜50代の男性に多く見られます。症状が軽い場合は安静やリハビリで改善しますが、重症の場合は手術が必要になることもあります。一度ヘルニアになって手術をした方やブロック注射を打った方でも普段の姿勢や慢性的な腰痛が原因で再発することもあります。アートカイロに来ていただいているお客様の中でもそういう症状がある方がいらっしゃいます。
腰痛になる原因とは何か
腰痛の原因は説明するまでもありませんが、
主な原因は、日常生活の中に潜んでいます。長時間のデスクワークやスマホの使用による姿勢の悪さ、運動不足による筋力低下、重い物を持つときの無理な動作などが腰に負担をかけます。また、身体の緊張が取れず、血流が悪くなることで筋肉がかたくなってしまうと、ストレスや睡眠不足になってしまい、これらが原因で腰痛なることがあります。ストレスにより、心身のバランスが乱れ、身体の様々な部位に痛みや不調が現れることも腰痛を引き起こしている可能性があると考えられます。
腰痛を予防するためにできることは
①予防できること
◎身体が固くならないようにストレッチをすること
（猫のポーズ）
・四つん這いになり、息を吐きながら背中を丸め、息を吸いながら元に戻します。腰の筋肉を刺激し、柔軟性が高まります。特に、猫のように背中を丸める動作（キャット）と、牛のように腰を反らす動作（カウ）を組み合わせて行う「キャット＆カウ」は、背骨の可動域を広げ、柔軟性を高めるのに役立ちます
（ウィリアムエクササイズ）
1.仰向けになり片方の膝を抱えます（痛くない方の足から）
2.胸に近づけるように膝を動かします。動かすときは、同じリズムで曲げるときに息を吐き、戻すときに息を吸います
3.できる方は両膝も抱えてみましょう。左右５回、両膝１０回を朝～仕事終わり～寝る前におこないます。痛みが出た場合は動作を中止し、痛みが出ない範囲まで動かします
（マッケンジーエクササイズ）
1.うつ伏せになり両手を肩の横に置きます
2.お尻と足に力が入らないように、上体を上げていきます。難しい方は両手と肘を付けた状態で反らしてください。動かすときは同じリズムで、反らすときに息を吐き、戻すときに息を吸います。
マッケンジーエクササイズ・ウィリアムエクササイズに関しては、わかりやすくアートカイロのインスタグラムにリール動画として掲載していますのでそちらもご覧になってください！（インスタグラムのリンク）
腰痛持ちでヘルニアになった 症例報告
（お客様情報）３０代女性、Hさん
（初回主な症状）腰痛、１年に１回ギックリ腰になる
今ではアートカイロに６年以上通っていただいて、
施術を受けることで腰痛の軽減や１年に１回のギックリ腰対策をしています
仕事柄重たいものを運んだり持ち上げたりしているため、アートカイロで購入したベルトを付けて仕事をしているそうですが、先日あまりの腰の痛さに職場の同僚から紹介してもらった病院でMRIなど検査したところ、「腰椎椎間板ヘルニア」と言われたそうです。腰の症状はかなり落ち着いていたそうですが、今回は今までより辛くしびれが出ていたそうです。
・施術の前に身体の状態を診ると、前かがみの姿勢が取れず、左側の腰に痛みやしびれが出る
・SLR検査で右足は７０度上がるが、左足は４０度ほどで腰の痛み・しびれの症状が起こる
・左ひざを前で抱える動作も億劫になるほど曲げると痛みがある
検査の結果からして「腰椎椎間板ヘルニア」であるということがわかりました
施術では長時間同じ姿勢にならないように、うつ伏せで肩～背中、腰やお尻、ハムストリングスを流していき、仰向けでは腹部と腸腰筋をしっかり触っていきました。触られるといつもより痛みもあり、体勢を変えるのも大変そうでした。
施術後は、SLR検査右足７０度（あまり変化なし）、左足は５０度ほど上がるようになりました。腰にテーピングを貼り１～２日ほど様子をみてもらい、動きすぎないように安静にしてもらうようお伝えました。その後、１ヶ月以内でまた２回程再来し身体の様子をみると、SLR検査で左足が６０度以上あがるようになっていました。仕事中や寝起きの痛みはなくなり、仕事中も負担にならないように同じ職場の人も手伝ってくれるようになったそうです。 今ではまた痛みが再発しないように１ヶ月に１回定期的にメンテナンスに来ています。
さいごに
腰痛が慢性化すると、やがて腰椎椎間板ヘルニアへと進行するリスクが高まります。しかし、日頃の姿勢の改善や適度な運動、腰に負担をかけない生活習慣を意識することで予防は可能です。痛みを我慢せず、早めに専門機関で診断・治療を受けることが大切です。日常の小さな心がけが、将来的なヘルニアの発症を防ぐ鍵となります。ぜひアートカイロでお待ちしております(^^)
整体院紹介
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このコラムを書いた人
札幌駅のカイロプラクティック整体院・アートカイロ中野 葵 （なかの あおい）
整体セラピスト歴4年 ：一般整体担当メッセージ
札幌駅前整体アートカイロでは「皆様の笑顔に寄り添える整体院」をモットーにしております。
学生時代の怪我をきっかけにこのカイロプラクティックという業界を知り、プロのテクニックにより自分の身体が改善したことに感動し興味を持ち、私もこの業界を目指すようになりました。
皆様の健康・美容・楽しい生活を守れる事の喜びと責任を持って常にベストなご提案をしてまいります。そして辛い悩みがあるすべての人が施術を受けて感動し、笑顔になってもらえるように一所懸命サポートいたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。
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