こんにちは!札幌駅前整体アートカイロです。
最近、40代男性のお客様から「運転のあとに肩こりがひどくて…」「慢性化していた腰痛が慢性化してきた」というご相談をいただくことが増えました。
運転って一見ラクそうに見えますが、長時間の運転って肩こりや腰痛を悪化させる“見えない負担”がたくさんあるんです。
今日は、整体セラピストの視点で「運転による肩こり・腰痛の原因」と「今日からできるケア」をお伝えしていきます。
運転で肩こり・腰痛が起こりやすい理由って?
● 同じ姿勢でガチガチに…
長時間の運転では、肩も腰も同じ姿勢が続きますよね。
実はこれ、筋肉にとってはかなりのストレスになります。
動かない時間が長いほど血流が悪くなってしまい、肩こりや腰痛を引き起こしてしまいます。
「座ってるだけなのに、なんで肩こり?なんで腰痛?」と思われるかもしれませんが、静止している筋肉は動いている筋肉より疲れやすいんです。
● 骨盤が後ろに倒れがち…
運転するときは、無意識に骨盤が後ろへ倒れた姿勢になりやすいです。
この姿勢は腰にグッと負担がかかり、慢性的な腰痛の原因に。
特に40代以降は筋力が落ちやすいので、上半身の重みを腰が支えきれず、痛みが出やすくなります。
● 肩に力が入りすぎている
運転中はハンドルを握る腕を固定するので、知らないうちに肩に力が入っています。
冬道の運転や夜道などは、特に気を遣うので目も肩も疲れるという方が多いです。
「肩に力が入っていないつもり」という方でも、肩や肩甲骨周りが固まり、強い肩こりにつながります。
また、「右腕を上げて左腕を下げ、右足を前に出し続ける」という、運転時特有の姿勢が長時間続くと、
筋肉の固まり方に左右差ができ、歪みの原因、さらに、痛みやコリの原因になってきます。
運転中の姿勢をチェックしよう!良い姿勢、悪い姿勢
まず、自分の姿勢が良い姿勢か悪い姿勢か、チェックしてみましょう!
<悪い姿勢の例>
・浅く座る(急ブレーキなどで体が動き、不安定になる)
・ハンドルから遠すぎる・近すぎる(肩が内巻きになったり、首の位置が前に出たりと肩こりの原因に。操作ミスや疲労の原因にも)
・足が伸びきってしまう(骨盤が後傾し、腰痛の原因に)など
では次に、良い姿勢をお伝えしていきます!
<良い姿勢>
1. シートポジションの調整(腰・足)
・深く座る:お尻と背もたれの間に隙間ができないよう、シートの奥まで深く座ります。これにより、体全体で運転操作を支えられます。
・前後位置:ブレーキペダルをいっぱいに踏み込んだ時、膝が伸びきらず、軽く曲がる(余裕がある)程度に調整します。遠すぎると踏み込みが甘くなり、近すぎると足が引っかかる原因になります。
身体の不調の原因としては、ペダルが遠いと骨盤が後傾し腰痛の原因に、近いと鼠径部や足のリンパが滞り、足のむくみやだるさ、腰痛につながります。
・高さ:視界が広く、死角が少なくなるように調整します。窮屈にならない範囲で高めがおすすめです。
2. 背もたれ・ハンドルの調整
・背もたれ角度:背中全体が背もたれに密着し、肩をつけた状態でハンドルを切っても肘が伸びきらない角度(やや寝かせ気味)が理想です。
・ハンドル位置:肘が軽く曲がる位置に調整し、メーター類が隠れないように上下、前後も調整します。
3. ヘッドレストの調整
高さ:ヘッドレストの中心が後頭部(耳の高さ)にくるように調整します。万一の追突時に首への衝撃を和らげます。
4. 足元の確認
左足:フットレストがある場合はそこに置き、体を安定させます。
右足:かかとを床につけ、つま先をブレーキペダルに軽く添えるのが基本です。かかとを支点にアクセルとブレーキをスムーズに踏み替えられるようにします。
車のシートを少し調整するだけで、運転時の肩こりや腰痛がグッとラクになります。
・お尻をしっかり後ろまで引いて座る
・背もたれは立てすぎず、寝かせすぎず90〜100度程度が理想的
・腰のくぼみや背中にタオルを入れてサポートする
これだけでも運転姿勢が安定し、肩こり・腰痛の負担が大幅に軽減します。
ぜひ意識して調整してみてください!
すぐできる!運転中・運転後のセルフケア
お仕事などで長時間の運転が多い方は、ストレッチなどのセルフケアで肩こり、腰痛を予防しましょう!
● 1〜2時間に1回は“降りて伸ばす”
肩こりや腰痛を予防するには、運転の合間に身体を伸ばすことがとても大切です。
<おすすめストレッチ>
・胸を開くストレッチ(猫背・肩こり対策に)
壁に手のひらを当て足を一歩前に出し、壁と反対方向に上半身を捻ります。胸から上腕が伸びて、気持ちいいところで30秒キープします。
・太もも裏のストレッチ(骨盤の安定、腰痛予防に)
1.立った状態で前屈・・・足を肩幅に開いて立ち、股関節から折り曲げるようにを手を床に近づけます。膝裏から太もも裏が気持ちよく伸びているのを感じればOK!30秒ほどキープします。
2.座った状態で行う場合・・・片足を伸ばし、かかとを床につけ足先を天井側に向けます。膝裏からもも裏をまっすぐ伸ばし、胸を反らせたまま足の付け根から反らした足方向に上半身を倒します。膝裏から太もも裏が気持ちよく伸びているのを感じればOK!30秒ほどキープします。
・腰のひねりストレッチ(腰回りの血流改善に)
運転後に1〜2分やるだけでも、肩こりと腰痛の軽減に役立ちますよ。
● 深呼吸で肩の力を抜く
運転していると、どうしても肩に力が入ります。
「力んでるかも?」と思ったら深呼吸。
肩の緊張がふっとゆるみ、肩こり予防にも◎です。
整体でできる「長時間運転の疲れ対策」
整体では、運転で固まった筋肉を丁寧にほぐし、肩こりや腰痛の原因になっている部分を一つずつケアしていきます。
特に長時間運転をされる男性のお客様に多いのは…
・腰椎のゆがみ
・お尻(中殿筋)がガチガチ
・ももの裏が硬い
・肩甲骨の動きが悪い
・胸郭が硬く猫背気味
これらは運転による肩こり・腰痛の“セット”のようなもので、1つ悪いと連鎖的に他の部分も不調になりやすいです。
例えば、長時間の運転が月に数回ある札幌市在住、40代のお客様の場合、
2~3週間に1回程度の施術でメンテナンスして頂いています。
身体の状態としては、左肩が下がって右肩が上がり、右足を前に出し続ける影響か、右足の前側が硬くなり骨盤が左に回旋(左にまわる)、そのバランスを取るせいか、肩甲骨が右に回旋(まわった)状態になったりして、左右前後のバランスが崩れてしまっているので、施術で定期的にメンテナンスしています。
整体では、筋肉・関節・姿勢をトータルで整えるので、
「運転後の腰痛がラクになった!」
「肩こりが軽くなって運転が疲れにくくなった!」
と実感される方が多いです。
■放置すると悪化しやすいのが“運転による肩こり・腰痛”
40代になると、回復力も少しずつ落ちてくるため、
「昔は運転しても平気だったのにな」
という肩こりや腰痛が回復しにくくなります。
運転による肩こりや腰痛は、軽いうちにこまめにケアしておくほど改善が早いです!
まとめ
長時間の運転は避けられないけれど、
運転による肩こりや腰痛は、正しいケアでしっかり改善できます。
・ストレッチで予防(お尻のストレッチ、太もも後ろのストレッチ、胸筋のストレッチ)
・シート調整で負担軽減
・深呼吸で肩の力を抜く
・整体で根本的なケア
当院では、運転による肩こりや腰痛で悩む方も多くサポートしています。
「運転がつらい…」「腰痛が続く…」という方は、どうぞお気軽にご相談くださいね。
整体院紹介
札幌駅の整体院アートカイロのカイロプラクティックは痛みが少ないので妊婦さん・産後ケアにも安心。腰痛や肩こり・頭痛などを根本から改善できるよう骨盤矯正・全身整体で姿勢の歪みを整えます。札幌駅徒歩3分。
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このコラムを書いた人
札幌駅のカイロプラクティック整体院札幌駅前整体アートカイロ

開業20年以上:マタニティ整体・産後骨盤矯正・一般整体施術メッセージ
札幌駅前整体アートカイロでございます。
開業して、あっという間に20年以上が経ちました。来店されるお客様が日常で様々な痛みや症状に悩まされていることに驚きます!!!
病院や他の施術で改善されていない方、妊婦さんや産後の辛い症状でお悩みの方、外反母趾は治らないと思っている方、どこでどのような施術を受けたら良いのだろうか? など施術やお店をお探しの方に向けて、情報を発信していけたらと思っています。様々な痛みや症状でお悩みの方の改善するきっかけとなれたら嬉しいです。
私たちができる事は何か?を日々探究しながらより良いサポートができるように邁進してまいります。そしてこの地域に少しでも貢献していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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