新しい命を迎えた喜びと共に、育児は母親にとって多くの喜びと課題を同時にもたらします。育児に伴う体の負担も無視できません。特に産後、赤ちゃんを抱っこすることが日常の一部となると、肩こりや腰痛、膝の痛み、手首の痛み(腱鞘炎)、親指の痛みといった身体の不調が現れることがあります。
産後のママたちが抱っこや授乳に時間を費やすことはごく自然なことですが同じ姿勢の時間が長くなり、それが身体にどんな影響を及ぼすか意識していますか?
この記事では、なぜ産後の抱っこがこれらの問題を引き起こすのか、そしてどのようにしてそれらを予防したり改善したりすることができるのか、詳しくご紹介します。健康な育児ライフを送るためのヒントになれば幸いです。
産後のママの育児に伴う身体的負担とは
抱っこと授乳中の身体の負担と姿勢の問題
育児中の産後のママにとって、抱っこと授乳中の身体の負担と姿勢の問題は重要な課題です。
赤ちゃんを抱っこと授乳が日常的な行動になり、適切でない姿勢が長時間続くことになると、身体に様々な負担をかけることになります。抱っこ中は特に、赤ちゃんの重みが集中して肩や首に負担をかけます。
肩の筋肉が緊張しやすく、長時間同じ姿勢を続けることで肩こりや首の痛みが生じることがあります。また、片側の腕に赤ちゃんの重さを支えることで、肩や腕の負担が不均衡になり、さらに問題を引き起こす可能性があります。
授乳中も姿勢が重要です。良い姿勢で授乳を行わないと、背中や首、腰、腕に負担がかかります。特に長時間座ったまま授乳を行う場合、背中が猫背になったり、腰が張りついた状態になったりすることがあります。これらの姿勢の乱れが、長期間続くと慢性的な痛みや不快感を引き起こすことがあります。そのため、産後のママたちは抱っこや授乳をする際に姿勢に注意することが重要です。
適切な姿勢を保つためには、背筋を伸ばし、肩をリラックスさせることが大切です。抱っこする際には両腕で均等に赤ちゃんの重みを支えるように心がけ、授乳中には背中をしっかりと支える椅子やクッションを使用することで、姿勢を保ちやすくなります。
産後の夜間の授乳と睡眠不足
育児中の産後のママにとって、夜間の授乳とそれに伴う睡眠不足は大きな負担となります。赤ちゃんの授乳は夜間でも頻繁に行われるため、ママは睡眠の質と量が十分に確保できないことが多くなります。
夜間の授乳は、母乳やミルクを与えるためにママが夜中に何度も目を覚まさなければなりません。
ママの睡眠サイクルが中断され、深い眠りに入る前に何度も目を覚ますことがあります。その結果、睡眠の質が低下し、日中に疲労感や集中力の低下を招く可能性があります。
夜間の授乳と睡眠不足に対処するためには、いくつかの対策があります。パートナーや家族のサポートを活用して、授乳後の赤ちゃんのケアを分担することが大切です。また、昼間の授乳時に多くの栄養を摂取することで、夜間の授乳回数を減らす試みも有効です。
抱っこ・授乳中の負担で腱鞘炎・親指の痛み
抱っこ中、片側の腕で赤ちゃんの重さを支えることで、その腕の筋肉や関節に負担がかかります。
特に長時間同じ姿勢で抱っこを続けると、肩や腕、手首に疲労が蓄積されやすくなります。このような負担が繰り返されると、腱鞘炎や親指の痛みなどの問題が起こりやすくなってしまいます。また、授乳中も同様に手首や腕に負担がかかります。授乳中は手首を長時間同じ角度で保持することが多く、その結果として手首の疲労や痛みが生じることがあります。特に授乳の姿勢が悪い場合や、サポートを欠いたまま授乳を行うと、手首や腕に負担が集中しやすくなります。
これらの問題を軽減するためには、正しい姿勢と効果的な体の使い方が重要です。抱っこする際には両腕で均等に重さを分散させるようにし、姿勢を保つために背中をしっかりと支える椅子やクッションを使用することで、手首や腕の負担を軽減することができます。
産後の抱っこ授乳で腱鞘炎や親指が痛い!
産後に腱鞘炎や親指が痛くなる理由①
出産後、母親たちが抱っこや授乳に時間を費やすことはごく自然なことですが、それが身体にどんな影響を及ぼすか、意識していますか? 特に抱っこや授乳中に起こりやすい手首の痛み(腱鞘炎)や親指の痛みは、多くの新米ママたちが直面する問題で、ひどくなってしまうと日常生活に支障をきたすことがあります。
抱っこや授乳時の姿勢が悪くて、腕や手首の負担が大きくなってしまう。首がすわっていない赤ちゃんを抱っこする時に必要以上に腕や手首に力を入れ過ぎていて、腕や手の筋肉の疲労が蓄積され続けてしまう。腕や手が疲れているのに赤ちゃん中心の生活になることが多く自分自身のケアや休息が後回しになってしまい、気が付かないうちに腕や親指に疲労が蓄積してしまうことがあります。
産後に腱鞘炎や親指が痛くなる理由②
妊娠中や育児中の産後のママが経験する身体の負担の一つに、ホルモンバランスの変化と関節の緩みが関係していることがあります。出産後、特に初めの数ヶ月間は女性ホルモンのバランスが大きく変動し、これが身体全体の組織や関節に影響を与えます。特に関節においては、ホルモンの影響で靱帯が緩んだり、関節の安定性が低下したりすることがあります。
この関節の緩みが、特に手首や親指に負担をかける原因となります。赤ちゃんの抱っこや授乳中、特に長時間同じ姿勢を保持することで、関節に余分な圧力がかかります。例えば、抱っこ中に手首や親指で赤ちゃんの重みを支えると、親指の付け根に炎症が起こりやすくなり、親指の痛みや腱鞘炎の発症リスクが高まります。
さらに、授乳中には授乳姿勢が不適切であったり、片側の腕で赤ちゃんを支え続けることで、手首や腕の筋肉が不均衡になり、その結果として腱鞘炎が引き起こされることがあります。
産後に腱鞘炎や親指が痛くなる理由③
産後、育児中のママさんが睡眠不足に陥る主な理由は、複数あります。まず第一に、新生児の世話や授乳の頻度が高く、夜間でも頻繁に起こされることが挙げられます。睡眠の質が悪くなるため、深い眠りに至らず、身体が十分に休まることができません。また、育児の責任が増えることでストレスが増し、これが不眠を助長する要因にもなります。さらに、産後の身体の回復には十分な休息が必要ですが、睡眠不足はその回復を妨げる要因となります。睡眠不足が長期間続くと、免疫機能の低下やホルモンバランスの乱れ、精神的な不調など、さまざまな健康問題を引き起こす可能性があります。
そのため、産後のママさんはなるべく睡眠を確保することが重要ですが、現実にはそれが難しい状況も多いのが現状です。
産後・育児中の腱鞘炎と親指の痛みの予防法
産後の腱鞘炎と親指の痛みの予防法①
育児中、特に抱っこや授乳の際に正しい姿勢を保つことが重要です。抱っこする際には、両腕で均等に赤ちゃんの重さを支えるようにし姿勢を保ちます。授乳の際には、背中をしっかりと支える椅子やクッションを使用し、体の負担を軽減します。良い姿勢を維持することで、腱鞘炎や親指の痛みのリスクを減らすことができます。
また、新米ママたちの多くは首がすわっていない赤ちゃんを抱っこする時に必要以上に肩や腕、手首に力を入れている場合が多く、長時間同じ状態が続くと肩や腕や手首に疲労が蓄積してしまい腕や手首の痛み(腱鞘炎)、親指の痛みが起こりやすくなってしまいます。時々、深呼吸をしてリラックスして自分の身体や腕の力を抜くことも必要です。
産後の腱鞘炎と親指の痛みの予防法②
休息と自己ケアの時間を取る。
育児中は常に赤ちゃんのお世話に追われることが多く、自分自身の健康管理が後回しになってしまい、ママの身体が犠牲になりがちです。しかし、定期的な休息と自己ケアの時間を取ることもとても重要です。
赤ちゃんが寝ている間に、手首や指に負担のかからない軽いストレッチやマッサージを行ったり、リラクゼーション法を試したりすることで、身体の緊張を緩和し、疲労を回復させることができます。また、家族やパートナーに協力してもらい、負担を分担することも大切です。
家庭用のマッサージガン(家庭用小型マッサージ機器)などは、短時間で腕や首・肩、腰等をマッサージしたり、ほぐしたりするのも効果的だと思います。
産後の腱鞘炎と親指の痛みの改善の近道は!
産後・育児中の、腕の疲れや手首の痛み(腱鞘炎)、親指の痛みが、自分自身でのセルフケアで改善しない場合や疲れがたまっている場合は、我慢しないで早めに専門的なケアを受けられることをお勧めいたします。疲労が溜まり過ぎて症状や痛みがひどくなってしまったり、慢性化してしまいますと専門的なケアを受けても改善に時間がかかってしまう場合が多くなってしまいます。札幌駅前整体アートカイロでは、お子様を預ける先がない産後・育児中のママのために、お子様同伴で受けていただける産後ケア・産後骨盤矯正・産後整体を行っております。ママが施術を受けている間は、スタッフがお子様をみておりますので安心して施術を受けていただけます。ご相談や不安な事があればお気軽にご相談ください。
まとめ
札幌駅前整体アートカイロは札幌駅から徒歩3分、完全予約制の「産後の骨盤矯正専門整体」です。
産後はホルモンバランスや生活習慣の変動で体調不良が出やすい時期です。
整体で身体の悩みを軽減し、産後のかけがえのない時期を快適に過ごせるよう、サポート致します!
自然分娩は1週間後~、帝王切開は2週間後~施術可能です。
札幌駅前アートカイロでは、お子様を預ける先がない産後・育児中のママのために、お子様同伴で受けていただける産後ケア・産後骨盤矯正・産後整体を行っております。ママが施術を受けている間は、スタッフがお子様をみておりますので安心して施術を受けていただけます。
ご希望の方はご予約時にお知らせください。
札幌駅前整体アートカイロ
〒060-0807
北海道札幌市北区北7条西4丁目8−3 北口ヨシヤビル10F
TEL 011-299-2919
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このコラムを書いた人
札幌駅のカイロプラクティック整体院札幌駅前整体アートカイロ
開業20年以上:マタニティ整体・産後骨盤矯正・一般整体施術メッセージ
札幌駅前整体アートカイロでございます。
開業して、あっという間に20年以上が経ちました。来店されるお客様が日常で様々な痛みや症状に悩まされていることに驚きます!!!
病院や他の施術で改善されていない方、妊婦さんや産後の辛い症状でお悩みの方、外反母趾は治らないと思っている方、どこでどのような施術を受けたら良いのだろうか? など施術やお店をお探しの方に向けて、情報を発信していけたらと思っています。様々な痛みや症状でお悩みの方の改善するきっかけとなれたら嬉しいです。
私たちができる事は何か?を日々探究しながらより良いサポートができるように邁進してまいります。そしてこの地域に少しでも貢献していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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