外反母趾(がいはんぼし)は足の親指(母趾)の付け根の関節部分が足の内側に大きく突き出し、間接の痛みや靴との摩擦で強い痛みが生じて歩行に障害が出たりする原因にもなります。この状態が進行すると、足指が重なり合ったり、外側に突出したりすることで、靴の選び方や歩行に支障をきたす場合があります。
特に女性に多く見られる外反母趾は、足の骨格の特性、または適切でない靴の選択も原因とされています。
外反母趾の改善には、早期の対策が重要です。
初期段階では、適切な靴の選び方や足の負担を減らすための立ち方や歩き方が効果的です。進行が著しい場合や痛みがひどい場合には、手術も選択肢の一つになります。手術は、足の形を正常に戻すために関節を修正する方法であり、医師との相談が不可欠です。
痛みを感じる方にとって、痛みの管理と改善は重要な課題です。外反母趾の治療方法・施術方法には保存療法と手術療法があり、保存療法には①靴指導、②運動療法、③装具療法、④薬物療法などがあります。
この記事では、外反母趾の治療方法・改善方法について掘り下げていきます。
外反母趾の手術とその他の保存療法
外反母趾の改善方法、手術療法とは?
外反母趾の手術療法とは?
適切な保存療法を試みてみたがなかなか症状の改善が得られない、といった場合の最終的な治療法として手術療法があります。外反母趾の手術は18世紀後半くらいから行われているようで、様々な手術方法が行われているようです。
現在、日本で行われている主な手術法としてMcBride法に代表される軟部組織矯正術、Mann法やMitchell法に代表される中足骨骨切り術、Keller法などの基節骨骨切り術、関節破壊を認める症例には関節固定術や関節形成術などがあるようです。
最近では、骨切りを行いながらも局所麻酔で行える日帰り手術(DLMO手術)が、軽度から中等度の外反母趾の手術法として用いられるようになっているようです。
外反母趾の手術について詳しくは、外反母趾手術を行っている病院・整形外科さんをご覧ください。
外反母趾の手術と選択肢は!
外反母趾の手術を希望される方には、痛みを取りたいと言う理由が最も多いのですが、時には痛みはないが見た目が気になると言った外観上の理由のみで手術を希望される方も少なくないようです。
女性であれば見た目が気になる気持ちも良くわかりますが、見た目だけで手術を行うとその結果かえって歩きにくくなってしまったと言うケースもあるようなので注意が必要です。手術により外観はきれいに矯正されても、バランスが悪くなり歩きにくなってしまったと言うこともよくあるようです。
このように変形は治っても歩行に障害が残ってしまっては手術した意味がありません。保存療法に抵抗する痛みや歩行障害などで日常生活に支障がある場合には手術を検討した方が良いケースもあると思います。
また、手術では外反母趾を矯正することが出来ても、足のアーチを完璧に矯正することまではなかなか出来ません。したがって術後もできるだけインソール等を使用する必要があることも知っておかなければなりません。
病院で行われている外反母趾の保存療法は
外反母趾の治療・手術療法の前に、まずやるべきことは何かを知る事と実践することが重要です。
では、手術以外の保存療法とは、どのようなものがあるのでしょうか?
現在病院で行われるものとしては...
●装具療法
療法疼痛除圧パッド、歩行時や夜間に使用する矯正用装具、足底板(アーチを補強する)インソール等があります。
●薬物療法
湿布、軟膏、クリームといった消炎鎮痛剤入り外用薬を他の保存療法と併用して痛みを軽減させることができるようです。
●運動療法
運動療法は、足関節を内側と外側に捻る運動で後脛骨筋と長腓骨筋という筋肉を鍛えたり、横アーチを改善する運動をした後に足趾でグー、チョキ、パー運動を行ったりしています。
●靴指導
痛みの軽減および変形の進行を抑えるため、母趾のつけ根がフィットして指先はゆったりとした形で、ヒールは低く、柔らかい素材の靴が推奨されています。またアーチを補強するような形のインソール(中敷き)を併用することも有効です。市販のインソールが合わない場合、医師の処方の下、義肢装具士がオーダーメイドで作る方法が用いられています。
外反母趾の病院以外での治療法は?
外反母趾の整骨院他での治療法とは!?
外反母趾の病院以外での治療・施術方法はどのようなものがあるのでしょうか?
現在、行われている主な治療方法・施術方法は、整骨院等での電気・物理療法・ハイボルト療法。
ハイボルト療法は、高電圧の刺激を身体の深部に浸透させ、短時間での疼痛の緩和や治癒促進を目指す電気療法のようです。
外反母趾の痛みがある場合は、炎症を軽減するためにアイシングを行ったりもします。
その他にも、手技によるマッサージ・ストレッチ等での施術(脚・足・全身)や、運動療法では、足の指をグーチョキパーに広げたり、足の指でタオルを引き寄せたり、足の指の筋力アップの運動指導などが行われています。
外反母趾用サポーターで広がった足や母趾(親指)のサポートをする。外反母趾テーピングで広がっている足や母趾(親指)のサポートをする。以上のような方法で行われています。
外反母趾はテーピングで良くなる!?
外反母趾の治療や施術を行っている 整骨院や整体院のホームページを見ると、かなり高い割合で、外反母趾の足や指にテーピングを行っているところが多いです。
テーピングで足の幅を締めたり、引っ張って貼ることで外反母趾の角度が改善して靴に擦れにくくなるので一時的に痛みの軽減や改善はあると思います。
外反母趾の軽度の方ですと改善が期待できるかもしれません。ですが、外反母趾の原因が親指だけではありませんし、テーピングで外側から締めたり引っ張ったりしても外反母趾の根本改善にはなりません。
同じ部位にずっとテーピングを貼ると皮膚が弱い方はかぶれてしまいます。外反母趾で悩まれているお客様の多くが近隣の整骨院さん等で外反母趾テーピングを行って改善しなかったので来店される方が多いです。
外反母趾テーピングで改善していない方へ
外反母趾に悩まれている方の中で、他の整体院や整骨院さんで外反母趾テーピングで改善されていない方やご自身でテーピングをされていて改善効果が出ていない方がいらっしゃると思います。
外反母趾は改善しないと諦めないでください。まだ、試していない外反母趾改善の可能性があります。
外反母趾は親指の病気ではないため、曲がった親指にテーピングを貼って引っ張ったり、何かを挟んだり押したりして根本改善することはありません。
母趾(親指)だけではなく、立っている時、歩行時の重心や足の使い方に問題があり足の母趾(親指)に負担をかけ続けていることが原因です。適切な靴の使用や選び方を知るだけで良くなることもありますし、インソール(靴の中敷き)使用することで、立ち方や歩き方が改善され良くなる方がいます。
まとめ
札幌駅前整体アートカイロは完全予約制の「外反母趾専門整体」です。
痛みのない健康的な足・身体になるために「整体」「歩き方」「日常の生活習慣」を整えて足と身体を変えていきます。
辛い外反母趾の痛みを我慢している方、外反母趾の手術を考えている方、外反母趾は治らないとあきらめている方あなたの外反母趾は改善する可能性があります。ひとりで悩まずに是非ご相談ください。一緒に痛みのない楽しく歩ける未来を目指しましょう!
札幌駅前整体アートカイロ「外反母趾専門整体」
〒060-0807
北海道札幌市北区北7条西4丁目8−3 北口ヨシヤビル10F
TEL 011-299-2919
整体院紹介
札幌駅の整体院アートカイロのカイロプラクティックは痛みが少ないので妊婦さん・産後ケアにも安心。腰痛や肩こり・頭痛などを根本から改善できるよう骨盤矯正・全身整体で姿勢の歪みを整えます。札幌駅徒歩3分。
妊婦・マタニティ整体
整体やマッサージを受けたいけど妊娠のために避けている。病院で妊婦であることを理由に薬をもらえず我慢していませんか?妊婦・マタニティ整体が必要な理...
産後の整体・産後骨盤矯正
一般整体(頭痛・肩こり・腰痛・全身疲労)
筋肉をもみほぐすだけの施術ではなく、全身のバランスを調整して根本改善を目指していき...
このコラムを書いた人
札幌駅のカイロプラクティック整体院札幌駅前整体アートカイロ
開業20年以上:マタニティ整体・産後骨盤矯正・一般整体施術メッセージ
札幌駅前整体アートカイロでございます。
開業して、あっという間に20年以上が経ちました。来店されるお客様が日常で様々な痛みや症状に悩まされていることに驚きます!!!
病院や他の施術で改善されていない方、妊婦さんや産後の辛い症状でお悩みの方、外反母趾は治らないと思っている方、どこでどのような施術を受けたら良いのだろうか? など施術やお店をお探しの方に向けて、情報を発信していけたらと思っています。様々な痛みや症状でお悩みの方の改善するきっかけとなれたら嬉しいです。
私たちができる事は何か?を日々探究しながらより良いサポートができるように邁進してまいります。そしてこの地域に少しでも貢献していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
外反母趾に関連する記事
足の疲れを癒すフットケア:温浴とマッサージでリフレッシュ!
私たちの足は毎日たくさんの仕事をしていて、とても大事な役割を果たしてくれています。例えば、職場や学校に行ったり、スポーツをしたり公園...
足のトラブル:魚の目・タコ・イボの違いと見分け方
外反母趾と姿勢・重心・立ち方の関係とは?
特に現代社会では、長時間座っていることや不適切な姿勢が身体に与える負担が増えており、そ...