肩甲骨の内側~背中が痛い!原因と対策

肩甲骨の内側~背中が痛い!原因と対策

コラム:肩甲骨の内側~背中が痛い

こんにちは!
皆さんは、肩甲骨内側~背中にかけての痛みが出たことはありますか?

同じ姿勢でいられない、
夜寝られない、
息苦しいなど症状は様々です。

共通しているのは、背骨や肩甲骨・肋骨が動きにくくなり、まわりの筋肉もかたくなって、リンパの流れも悪くなっている方が多いです。
背中の流れが悪くなると、痛みやハリが辛くて寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなって夜中に何回も目が覚めたりと、睡眠の質が落ちてしまいます。

逆に、寝つきがよくなって熟睡できると、短時間で疲れが取れるだけでなく、集中力も向上して仕事やスポーツのパフォーマンスアップにつながるなど、メリットがたくさんあります。

この記事では、背中や肩甲骨まわりの痛みがなぜ起こるのか、また日常でできる対策などについてお伝えしていきます。

肩甲骨内側から背中の痛みの原因は?

肩甲骨から背中の痛みは、様々な原因が考えられます。
主な原因として、筋肉の疲労や緊張、姿勢の悪化、内臓疾患などが挙げられます。
ご自身の症状に合わせて、適切な対処法を見つけることが重要です。

ちなみに、先日筆者の父が肩甲骨内側から背中にかけての激しい痛みがあり、同時に息苦しさがあった時、
初めは息苦しさから呼吸器内科に行ったところ、検査で呼吸器疾患の以上なし。
後日さらに詳しい検査をしましょうということになりましたが、数日後、寝るときに激しい息苦しさと胸の痛みに襲われ、
救急を受診したところ、心臓に繋がる大きな動脈の一部が潰れて、心筋梗塞の一歩手前でした。
カテーテル治療と5日間の入院を経て、事なきを得ましたが、
たかが背中の痛みと侮らず、いつもと違う激しい痛みや息苦しさがある場合は、まず内科を受診することをオススメします。

<肩甲骨内側~背中の痛み 考えられる原因>
筋肉の疲労や緊張:
長時間同じ姿勢でいたり、運動不足だったりすると、肩や背中の筋肉が疲労して硬くなります。特に、肩甲骨周囲の筋肉(菱形筋など)の緊張が、背中の痛みにつながることがあります。

姿勢の悪化:
猫背や丸首などの姿勢の悪化は、肩甲骨の動きを制限し、背中の筋肉に負担をかける原因になります。

内臓疾患:
胆のうや胃、膵臓、心臓などの内臓の病気も、肩甲骨周辺から背中に痛みを感じることがあります。

肩甲背神経痛:
肩甲背神経が圧迫されたり、刺激されたりすることで、肩甲骨の内側や背中の上部に痛みやしびれを感じる状態です。

ぎっくり背中:
強い衝撃や無理な動きによって、背中の筋肉が損傷し、激しい痛みが生じる状態です。
じっとしていても痛いですが、身体をひねったり、動かした時が特に痛いです。

椎間関節症:
背骨の椎間関節に炎症や変形が起こることで、肩甲骨の間や背中の真ん中に痛みが生じることがあります。

<対処法>
安静:
痛みが強い場合は、無理な運動や姿勢を避け、安静にしましょう。

ストレッチ:
筋肉の緊張をほぐすために、肩や背中のストレッチをしましょう。

マッサージ:
筋肉の緊張をほぐすために、マッサージやオイルマッサージも効果的です。

姿勢の改善:
猫背や丸首を改善し、正しい姿勢を意識しましょう。

内臓疾患の確認:
慢性的な痛みや、他の症状(発熱、吐き気など)がある場合は、内科を受診して原因を調べましょう。

<受診する科>
整形外科:筋肉や骨に関する症状の場合。
内科:内臓疾患が疑われる場合。
神経内科:神経の痛みやしびれの場合。
鍼灸院:筋肉の緊張をほぐすために。
整体院:姿勢の改善や骨盤の歪みを整えるために。

子育て中の肩甲骨・背中の痛み

お客様の中でよく見られるのが、小さいお子様を子育て中のママの背中の痛み。
「抱っこしてる時間が長いからかな…?」
「夜中も起きるし、寝不足だからかな…?」
はい、実はどちらも正解です。
2歳ごろから自我が出てきて「イヤイヤ!」が始まり、ママは気を張る場面が増えますよね。
体はもちろん、心も休まらない。
そんな日々が続くと、知らず知らずのうちに体がガチガチにこわばっていきます。
特に、肩甲骨まわりや背中の筋肉は、抱っこや前かがみの姿勢で縮こまりやすく、血流が悪くなってコリや痛みが出やすい場所なんです。

なぜ肩甲骨まわりが痛くなるの?
子育て中の背中や肩甲骨の痛みには、いくつかの要因があります。

1. 抱っこやおんぶでの負担
2歳でもまだまだ抱っこが必要な時期。10kg近い子どもを毎日何度も持ち上げる動作は、肩や背中にかなりの負担をかけています。

2. 前かがみの姿勢
おむつ替え、食事のサポート、遊び相手…ママの一日は「前かがみ」の連続。その姿勢が続くと、背中の筋肉が常に引っ張られ、疲労がたまります。

3. 睡眠不足・ストレス
寝かしつけで一緒に寝落ち、夜泣き対応、朝はバタバタ…。睡眠不足やストレスは、筋肉の緊張を高め、痛みを悪化させることもあります。また、小さなお子さんがいるママは、子どもが上に乗ってきたり、子どもの寝相の悪さを避けて寝ているうちに、寝返りができないほど狭いスペースに追いやられて自由な体制で寝られないまま朝を迎えてしまう・・・など、不自然な姿勢で固まってしまうことも、筋肉が固くなる原因のひとつです。

自分でできる肩甲骨内側~背中痛みを改善するストレッチ

背中ストレッチ

肋骨や胸椎(胸の背骨)は、呼吸や姿勢に深く関わっていて、ここが硬くなると肩甲骨の動きも制限され、背中の痛みや呼吸の浅さにつながります。
ここでは、肋骨・胸椎の可動性を高めるための簡単なエクササイズを3つご紹介します。どれも自宅でできて、時間も5分以内です。ぜひやってみてください!

◇エクササイズ①:胸を開くタオル体操
目的:猫背姿勢によって硬くなった胸椎をやさしく反らせ、肋骨の動きを引き出します。
やり方
丸めたバスタオルを床に置き、背中(肩甲骨の下)に当たるように仰向けになります。
両手をバンザイして深呼吸(胸を天井に向かって開くイメージ)。
10秒×3セット程度、ゆったり行います。
ポイント:腰が反りすぎないように膝は立てておくと◎。

◇エクササイズ②:胸椎ツイスト(ワイパー体操)
目的:胸椎の「回旋」を引き出すことで、肋骨のしなやかさと肩甲骨の可動性アップ。
やり方
横向きに寝て、両膝を揃えて曲げます(背骨がまっすぐになるように)。
両手を前に合わせて伸ばし、上の手だけをゆっくり大きく開いて胸をひねります。
目線も手に合わせて移動。肩が浮かないよう注意。
10回×左右
ポイント:肩が床に近づくのを意識しながら、深呼吸を加えるとより効果的です!

いかがでしたか?
背中や肩甲骨内側の痛みがある方は、ぜひ行ってみてください。
ストレッチを実施したり、安静にしても良くならない場合は、当店の施術をぜひおためしください!

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このコラムを書いた人

札幌駅のカイロプラクティック整体院札幌駅前整体アートカイロ

開業20年以上:マタニティ整体・産後骨盤矯正・一般整体施術メッセージ

札幌駅前整体アートカイロでございます。
開業して、あっという間に20年以上が経ちました。来店されるお客様が日常で様々な痛みや症状に悩まされていることに驚きます!!!
病院や他の施術で改善されていない方、妊婦さんや産後の辛い症状でお悩みの方、外反母趾は治らないと思っている方、どこでどのような施術を受けたら良いのだろうか? など施術やお店をお探しの方に向けて、情報を発信していけたらと思っています。様々な痛みや症状でお悩みの方の改善するきっかけとなれたら嬉しいです。
私たちができる事は何か?を日々探究しながらより良いサポートができるように邁進してまいります。そしてこの地域に少しでも貢献していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。


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